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インサイド・ヘッドの女のレビュー・感想・評価

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)
3.7
すみません、なんか、字幕と吹き替え、両方観まして、で全く別作品な印象を受けたためレビューを少し書き直しました。以前、いいね!を下さった方々、すみません。

ざっくり、少女ライリーの頭の中の、『楽しい』部分と『悲しい』部分が司令塔から居なくなっちゃって、一時拗らせるお話でした。もちろん、それだけじゃないけど。

安定の美しいピクサー映像に、愛らしい動きをするキャラクター(感情)たち。なかなか説得力のある作品で、例えば、幼い妄想のお友達“ビンボン”とかいう曖昧なソレについても、観ている側に上手く存在を認めさせるところは凄い。うー唸ってしまう。
色々忘れちゃったオトナの何かをドンドンと突いてくるもんだから、何度観ても泣けます。


邦題はインサイド・ヘッドで、原題がinside out。字幕で観たときはこの邦題へのチェンジに、本質を見失っているようなモヤッと感を抱いたのですが、うーん、吹き替えで観たら『インサイド・ヘッド』で良いのかもなぁーと。
『裏返し』っていう核心的なタイトルよりも、『頭の中』の方が粋かもしれない。そうよ、粋よ!奥ゆかしい!そう考えたらめっちゃカッコいいジャパニーズのチェンジだ。

吹き替えのセリフと字幕、結構違いますが、映像も違います。ブロッコリーがピーマンだったり。ちょっとした違いでも、こちらに響くものが違ってくる。ビンボンのシーンは字幕版の方が泣けて、「ライリーのためなら死ねる」は日本語で聞いてほしいセリフ。
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