『フュリオサ』に備え復習鑑賞。
2010年代の傑作の1つ。
いや何度観ても面白い。
セリフすらも含めた無駄を削ぎ落としシンプルを極めた結果、鬼テンポで爆走するプロット、
主人公が一番影が薄いという異常事態が生じている濃すぎるキャラクター達、
真っ青な空とどこまでも続く黄色い死んだ砂漠、そして噴き上げる真っ赤な炎で構築された無二の終末世界の完璧なビジュアル。映画に必要な全てが揃っている。
スピンオフが作られるほどの強度を獲得したフュリオサ、を演じたシャーリーズ・セロンの貢献度は計り知れない。
ここまでカッコよい女性キャラクターを他に知らない。
マーベルにもDCにもスターウォーズにも居ない。
このキャラクターが吠えるとテンション上がる。
スゲェよジョージ・ミラー。
かつて救えなかった者たちに苛まれるマックス、過去の清算のため女たちを連れてイモータン・ジョーに反旗を翻すフュリオサ、神と崇めるイモータンの前で盛大にしくじりヴァルハラへの道が途絶えたニュークス、三者三様のやり直し=セカンドチャンスの物語でもある。
最新作はこれを超えられるか?とても楽しみ