ryo0587さんの映画レビュー・感想・評価

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ビバリーヒルズ・コップ2(1987年製作の映画)

3.0

シリーズ第二弾。

親しい人間が撃たれたことがキッカケでビバリーヒルズにやってきて口八丁手八丁で事件を解決していく…黒幕との一騎打ちのクライマックス、ストップモーションのラストカットまで、基本フォーマ
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ビバリーヒルズ・コップ(1984年製作の映画)

3.5

ネトフリのシリーズ最新作にむけて初鑑賞。気に入った。

肩肘張らずに気軽に観れて面白い。
何も考えずに息抜きに最適。
とことん陽性でポップな娯楽映画。


エディ・マーフィー演じるアクセル・フォーリー
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フェラーリ(2023年製作の映画)

3.5

『ヒート』『コラテラル』の2本が個人的にブッ刺さりまくっている贔屓監督マイケル・マンの劇場最新作。

名作が多い伝統的なレースモノかと思いきや、ジャンルはあくまでも下敷きで、その実はエンツィオの複雑な
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ルックバック(2024年製作の映画)

4.0

原作は、公開当時バズっていたことは知っていたが未読。

まんまと泣かされた。60分足らずの中編とは思えぬ密度と満足度

藤本タツキって女性作家なのか?と疑いたくなる繊細さ

チェンソーマン2部で絶賛悪
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関心領域(2023年製作の映画)

3.5

面白い、とはまた違う、不安を掻き立てられる作品だった。

全編ほとんどがロングショット(=クロースアップの排除)、監視カメラのような固定アングルからの定点ショット(カメラワークの排除)という特徴的なス
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バッドボーイズ RIDE OR DIE(2024年製作の映画)

4.0

面白かった!
このシリーズで一番好き。

監督は自身で手掛けた前作『〜フォー・ライフ』の要素をリセットせずに更に発展させ、キャラクターを単なる記号以上の、血の通った人物として実に活き活きと描いている。
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HOW TO BLOW UP(2022年製作の映画)

3.5

2022年の作品なのね。

オープニングシークエンスで主要登場人物を一気に紹介し、メイン・イベントの進行途中にキャラクターのバックグラウンドを掘り下げるチャプター(チャプター名がキャラクターなのも一緒
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ULTRAMAN: RISING(2024年製作の映画)

3.0

洋製カートゥーン・ウルトラマン。

フランチャイズ・ブランドを信頼し敢えてオリジン・ストーリーを省いた作りは昨今のアメコミ映画らしさがある。

親子二代で変身能力があるってことは地球人との同化型ではな
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バッドボーイズ フォー・ライフ(2020年製作の映画)

3.0

監督変わってシリーズ3作目。

孫ができて引退を考えるマーカスと独身貴族で一生現場主義のマイク、2人の対比はこれまで以上に先鋭化。

マーカスの月並みな家族との幸せも、マイクの孤独だけど自分に正直な一
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バッドボーイズ2バッド(2003年製作の映画)

3.0

1に続いて鑑賞。

1よりも火薬と弾薬、カーチェイス、下ネタ、ブロマンス要素が大幅増量。

青天、照りつける日差しに輝く汗と熱気と色気。

観た後に特に何も残らない、偏差値低めのベイ風味がたまらない笑
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バッドボーイズ(1995年製作の映画)

3.0

有名作ながらも初鑑賞だった。

証人のジュリーが現場に乗り込んで行くなどそんなアホな、な大味な展開もあるが、バディ2人の掛け合いによるコメディパートとベイらしい火薬盛りだくさんなアクションの緩急が効い
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ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

2.5

大学生のときに背伸びして観て以来10年以上ぶりの再鑑賞。当時の印象はほぼ霧散していたので初見にほぼ近い。

原題は「ベルリンの空」のような意味らしい。空中を漂うような浮遊感あるカメラワークは確かに目を
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

3.5

十二分に堪能したが期待値上げすぎた面もある。面白かったが、予告編の出来が良すぎて、若干こちらのイメージと乖離した感じはする。

原典である『〜怒りのデスロード』の世界観を補完し、フュリオサのキャラクタ
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.0

数年前に早稲田松竹で鑑賞して以来2回目。後半の舞台になるテキサス州ヒューストンに行ったこともあってか、前回より沁みたなぁ。

前半は失った人間性を徐々に取り戻していく弟との旅。

中盤の弟の家で息子と
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.5

『フュリオサ』に備え復習鑑賞。
2010年代の傑作の1つ。
いや何度観ても面白い。

セリフすらも含めた無駄を削ぎ落としシンプルを極めた結果、鬼テンポで爆走するプロット、
主人公が一番影が薄いという異
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

3.5

原作未読。

主人公が友達を救うために世界、両種族を破滅に晒し、結果別の誰かを犠牲にしてしまう、セカイ系の一本。

犠牲した自覚はなく終わりなき日常を生きていく。

後章はよりおんたんを主人公に据えた
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ニンジャバットマン(2018年製作の映画)

3.5

当時の劇場鑑賞以来2回目。てかあれから6年も経つのか…そっちの方に驚き。

DCキャラクター×ジャパニメーションのコラボ作。

バットマンとニンジャのモチーフの相性は抜群、キャラデザは日本アニメとアメ
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ローリング・サンダー(1977年製作の映画)

3.0

ベトナム戦争帰りの内省的な男が社会のクズが巣食う売春宿にカチコミをかけて皆殺しする、同じくポール・シュレイダー脚本の『タクシードライバー』と多くの共通点を持つ姉妹的一編。

『タクシードライバー』の翌
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猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

3.0

楽しめたが、良く言えば手堅い作り、悪く言えばフツーの作品。しかし後述する点は素晴らしかった。

最新技術で描かれるエイプの細かい描写は相変わらず凄い。

聖書よろしく主人公ノアが一族を洪水から救うお話
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スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(2005年製作の映画)

4.0

ファントム・メナス劇場鑑賞からの再鑑賞。

初めて劇場で観たスターウォーズで、一番観返しているし、シリーズで一番好き。  


冒頭からクライマックスで一気に引き込まれる。前作ボスのドゥークーを最序盤
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スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(2002年製作の映画)

3.5

ファントム・メナスの劇場鑑賞の勢いそのままに再鑑賞。EP1と同じくプリクエルでは1度観たきりで軽視していた作品。

なんと言ってもクライマックスのジオノーシスの戦いの画のセンス・オブ・ワンダーに尽きる
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スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999年製作の映画)

3.5

25周年&スターウォーズの日ということで劇場で鑑賞。

初めて劇場で観たSWは中学生のときのEP3。EP1はEP3を観に行くために予習で金ローで観たきりだった。

世間的に、特に古参ファンからの評価が
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.5

原作は寡聞にして存じ上げなかったが、その奇抜なタイトルがずっと気になっておりようやく鑑賞。

面白い。声優がピタリとハマっており耳が幸せな時間。あのちゃん、スゲー。

初期設定は『第9地区』を連想。
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.0

実はスルーしようか悩んでズルズル今まで引き伸ばしており、今更ながらに鑑賞。

観にきて本当に良かった。
スルーなんてとんでもない。傑作です。

痛ましくて心震える。弟が2人居る自分からすれば兄弟という
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ティファニーで朝食を 4K(1961年製作の映画)

3.0

オープニングと『Moon River』が流れ雨の中で抱き合う2人と1匹のラストは美しかった。

飼い猫ちゃんの名演技も素晴らしい
ペパードはかっこ良い

その飼い猫を、雨の中に追い出すシーンはすぐ取り
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.5

序盤はコング、人間、ゴジラのパートが忙しなく切り替わる割にもたついてる印象が気になったが、スカーキングが出てきてからはずっと面白い。

ゴキゲンで景気が良い怪獣プロレス、に振り子を振り切った映画。
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REBEL MOON ー パート2: 傷跡を刻む者(2024年製作の映画)

3.0

村防衛戦が描かれるパート2。

パート1で仕留め損ねた提督が継続して敵で、来ないかと思っていた艦隊はやっぱり来るから当初の予定通りに急いで防衛準備。
新しいモノはぶっちゃけ何もないんだが、絶体絶命のピ
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メメント(2000年製作の映画)

4.0

10年ぶり以上ぶり3回目の鑑賞。劇場では初。今回ようやく本作の全貌をちゃんと理解した気がする。

時制を大胆に弄る(というか逆さまにしてしまう)構成やノワール調のトーンは『フォロイング』からの発展形で
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英国式庭園殺人事件(1982年製作の映画)

3.0

原題は『The Draughtsman’s contract』
draughtsmanは主に製図家、転じてデッサン・素描を手掛ける画家に使われる単語。

エレガントでありながら奇抜な印象。あと、わから
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

3.5

面白かった。有名作の前日譚とては文句なしの出来栄え。

当然の参照として『ローズマリーの赤ちゃん』』を連想するが直接的なエグさはこちらが上か。

主演のネル・タイガー・フリーの熱演が素晴らしい。
前半
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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

4.0

学生時代ぶりの鑑賞。

クリストファー・ノーランのデビュー作になる中編ながらディテールの拘りや完成度が高く、初回時より楽しめた

タイトルは主題になる尾行と、『これから話す話は…』という英語の定型表現
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.5

ブランドン・クローネンバーグの作品は初めてだったが、親譲りの悪意と陰湿さが際立っており面白かった。

旅先でハメを外して地元民からは顰蹙を買い、ときには手痛いしっぺ返しをくらう、といった失敗は誰にでも
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続・夕陽のガンマン/地獄の決斗 4K復元版(1966年製作の映画)

3.5

画のスペクタクル度と趣向の凝らし具合は三部作随一かと思う。

回を重ねるごとに主人公が増えるこの三部作。第三弾の今回は主人公3人、尺も三時間とボリューミー。なので体調万全でないと胃もたれはするかもしれ
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オーメン(1976年製作の映画)

3.0

2020年以前に一度鑑賞しているが印象がほぼ霧散していた。新作前に再度鑑賞

BGMのおどろおどろしさが秀逸。

乳母の公開首吊り、神父の串刺し、母親の転落、カメラマンの首チョンパなど、趣向を凝らした
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桜桃の味(1997年製作の映画)

3.0

余計な装飾を排したミニマルな人生讃歌、といった趣。シーンの多くがドライブする車内での会話というのは新鮮。

ロングショットで捉えられるイランの夕方の休日を切り取った風景は美しく、なぜか郷愁を誘う。
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上海から来た女(1947年製作の映画)

3.0

リタ・ヘイワースがファム・ファタールを演じるハードボイルド系フィルム・ノワール。

オーソン・ウェルズはチャンドラーをやりたかったんだろうか

有名らしいクライマックスの合わせ鏡部屋のシーンはモノクロ
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