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マッドマックス 怒りのデス・ロードのdskのレビュー・感想・評価

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(緻密な映画だなと思った。計算が行き届いている、とも思う。それでふと"コングレス"で作られる未来の映画はこのようなものなのかもしれないという考えが頭をよぎった。)

ゲリラ戦における自爆作戦や、精神主義のもと、片道分の燃料だけを積んで相手方に突っ込む作戦を恐ろしいと感じてしまう私である。それらの行為を即物的に描き差し出されたときに、私の身体は恐怖する。
自らの恐怖を含めて、そのような人間の行いを直視し、物語に組み込んでいくことに、正しさを感じている向きもあるだろう。かつての私もそうだった。
いまは、自分の感情における恐怖するという機能を、もっと丁寧に扱いたいと考えている。
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