このレビューはネタバレを含みます
親子の負の連鎖を乗り越えた映画🎬
主人公アンナは孤児院から、とある家庭に迎え入れられ、心配性の養母の元に育つ。
アンナは、養母が市から養育費をもらっていることを知る。
養母からの愛すらも疑問に感じ、抑うつ状態となり、喘息も悪化する。
ストレス緩和、喘息療養目的にて海辺の村で過ごす。
その村の湿地帯に古い無人の「湿地屋敷」を見つける。
無人のはずだが、そこに住む不思議な少女マーニーと友達になる。
マーニーの両親は本人とあまり関わることなく、お手伝いさんに子育てを任せた。
そのお手伝いさんに意地悪をされて育った。
やがて、マーニーは日本人男性と結婚して娘が生まれるが、同じように、マーニーの娘が小学校に上がる際に寄宿舎に入れた。
つまり、マーニーも同じように子育てを人に任せた(汗)
人任せの子育てだった為、マーニーの娘が大人になった時、マーニーは親子の縁を切られた。
その娘も結婚して、マーニーにとっての孫娘ができるが、やがて娘は交通事故で亡くなった。
残された孫娘をマーニーがしばらく育てていたが、マーニーも病気でまもなく亡くなった。
主人公アンナが養女となった時、握りしめていた写真は祖母からもらったもの。
「湿地屋敷」の写真で、裏にマーニーのサインが!!
つまり、アンナの祖母=マーニーであった!
それから養母のことを「お母さん」と呼ぶようになったり、元気を取り戻したアンナであった。
親子の負の連鎖:子供の時に受けた言わば、悪い影響の育児を、
自分が親になった時も同じようにやってしまうこと。
この親子の負の連鎖を主人公アンナは乗り越えた映画とも取れるでしょう。