このレビューはネタバレを含みます
中盤までの起承転結の無さは否めないが、ラストに向かうにつれて点と点が線で繋がっていく感じがとても心地よかった。
杏菜の不安定な情緒はなかなか理解出来ないなあと思ったけれど、あーそれが思春期だったなと観賞後に思わせてくれた。
マーニーの放つ台詞が初登場からして意味深なのも、最後になると合点がいく。
ところどころ辻褄が合わないシーンはあったのはこの映画にとって必要だったのではないだろうか。
(私個人としては、杏菜が花売り娘としてダンスパーティーに参加したシーンが未だに納得いかない。)
画になるシーンがふんだんに盛り込まれていて、世界観とストーリーの神秘的な雰囲気が抜群!
しかし…
【この世には目に見えない魔法の輪がある。】
これをキャッチコピー?にするにな少し無理があるかなといった感じ。笑
とはいえ、気持ちの波を増やしてくれるような柔らかで繊細な映画で大満足!