椋太

思い出のマーニーの椋太のネタバレレビュー・内容・結末

思い出のマーニー(2014年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

観終わって思ったことは主人公が救われて良かった、ということ。疑問だったことは、なぜ俺は泣いてしまったんだろう。
主人公の苦悩に共感できない人は意外にいるのかもしれないが、理解出来る人にとってこの物語はとても綺麗に映るんじゃないかと思う。
後半まで主人公に共感しながら冷静に観ていた。それだけ余裕が生まれた作品だったのだけど、最後、彼女は自分自身を認め、好きになれたことで苦悩から解放された。そして俺の涙が溢れた。それは彼女がマーニーを許したことで彼女自身が愛されていることを自覚出来たことで、その自覚が彼女を救ったと感じたからだろう。多分泣かされた理由はそんなところなのかな。また、絵の綺麗さも作品に感動させられた大きな要員だったと思う。
彼女はマーニーや地域の人達の存在にも大いに救われたけど、実際彼女を救ったのは彼女自身だった。
椋太

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