ごりぴー

ナイト ミュージアム エジプト王の秘密のごりぴーのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

シリーズ三作一気見してすごくアガってるこの勢いに任せてレビューというものを初めて書いてみることにするよ!やったね恥知らず!ということで一番記憶に新しい3から!

これに限らず多くの作品に言えることですが、シリーズものは回を重ねるごとに愛着が深まってきて本当に些細なシーンや台詞とかにもジンときてしまうんですよね。多分それは制作側も同じなんでしょうか、ラストに相応しい、作品愛の強さを感じる出来だったと思います。私はその点を一番に評価したい。(謎の上から目線)

ただやっぱり過去作に比べてちょっとなー…という部分も目立ちます。最大級にツッコミを入れてやりたいのはランスロット、お前は何がしたいんだ、キャラがブレすぎだろと。一応ヴィランズ的ポジションなんですが、1のじじい三人組や2のコンプ持ちお兄ちゃんなんかに比べ圧倒的小物感というか、明確な目標無しに暴れるただの迷惑野郎という印象。最後にとってつけたように改心するのも何じゃそりゃって感じでした。まあまあ同情の余地もありますが、個人的にはどーしても好きになれない奴でしたね。ごめんよ。顔だけは100点です。すごいぜダン・スティーブンス。

キャラブレといえば主人公も然り。彼あんなに真面目な男でしたっけ。まあ一作目から十年近く経ってるのだし色々あって人間的成長を遂げたってことなんでしょうが、それにしてもあのヘタレ感はどこへ。逆にあの大人びていた息子くんがパリピになっちゃって…。
しかしここが重要なポイントでもあるんですね。今作最大のテーマは親子関係でした。ラリーはニッキーの親ですが、同時に対テディの関係では子の立場にもあったんじゃないかと思います。そう思って見ると最後のテディの台詞がより生きてくる気がするのです。ダメ男だったラリーが立派になったことでテディの役割も終わりました。
お疲れさん、テディ、そしてロビン・ウィリアムズ様。
ご冥福をお祈りします。
ごりぴー

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