ナイト ミュージアム エジプト王の秘密のピンクのネタバレレビュー・内容・結末

シリーズ最終作ということで2みたく新キャラ大活躍！ではなく旧キャラを活躍させつつ新しい展示物や大英博物館の館内を紹介していく流れがすごく良かった！！！そして息子のニッキーとの関係を「もう見守らなくていい」と1の時から少しずつ絆を結んできた展示物たちがラリーの背中を押して、また彼らとも別れを告げるというのが「博物館で楽しんでいた子供から大人になって巣立っていく」っていうように感じてすごく感極まった。

そして今回は彼らが「展示物」であり、いくら実在の人物と同じように話したり動いたりしても、それは蝋で出来た作り物である。ということに初めてピックアップしてるな、と思った。動いたばかりのランスロットが「自分の存在意義とはなんなんだ？」と問うのに対して、テディは子供たちが学ぶ意欲を持つことが自分たちの役目だ、と自信を持って言い張るのを見て「あかんこれ…1からの永遠のテーマやん」って思わず涙ぐんでしまった。

博物館って、何の予備知識もない子供の頃は「初めて知識と出会う場」であって世界にはこんなにも知らないことがたくさんあるんだ！って感じ取ってた。そしてこのシリーズでは展示物が動くという見たことない世界観を見せてくれることでその頃のワクワク感を思い出させてくれた。大人になった今だからこそこの作品に出会えてよかった！と思う。