Rioは前作よりも本作の方が好き！
Home Tweet Home、人間に育てられた主人公は人間に近い環境を好むが、妻はアマゾンの自然へ帰りたがる。
無事に同種の鳥たちが暮らすジャングルの奥地へ辿り着くが、やはり水が合わない。
「自分のことより、家族のことを考えたら？」
この言葉が痛くてたまらん。
主人公は明らかに嫌われて、煙たがられて、苦手な虫もいて、「がんばったけど馴染めないよ」と言った返事がこれである。
主人公はまだ自分の翼でRioに帰れるかもしれないが、自力では慣れ親しんだ土地に帰ることのできない身で言われたら…嫁入りってそんなこともあるよね、主人公は旦那の立場だけども。
おじいちゃんに冷遇されるところとか、感情移入しちゃう人はしちゃうんではないかな。
でも奥さんも、人間のいる街中で生き延びて、主人公に連れ添ってリオで生活してきたことを考えると、わがままとも断じ難い。孤独は付き纏っていただろうから。
本作では良いヴィランである彼に良いパートナーがついている。
彼女の「毒があるから、愛するひとに触れられない」悲劇が織りなす曲と結末はとても好き。
好きな人に触れてみたい、そんな気持ちって身に覚えがありすぎて、切なくなるんだが、熱烈に愛される彼にはやはり「復讐」しか見えていないのが、またなんとも。
触れ合える喜びを思わずにはいられない。
それにしても、彼は確かに「スター性」は抜群にあるんだということが示されて、現役の頃の映像を見たくなる。
主人公、しっかりサッカー好きになっていて微笑ましい。
そして子供にしっかり「理屈で考える」性格が遺伝してるのも微笑ましい。
友人たちが相変わらずなところはほっとする。
きちんと良作。
