【んまぁいやらしい】
南国ファンタジーが混入することは謎でしたが、元のTVアニメはけっこう好きでした。
『けいおん』に続く、アニメだから成り立つ崩れぬ日常という結界。サザエさんやまる子の系譜に沿う日本独自の盲信世界ですね。でもいいよね安心できることは。
で、映画版はどんなか思ったらうぁぁなんていやらしい!(うれしい) …こんなにエロティックなのかと驚きました。
幼なじみの、一方が恋心をずっと育ててしまったら、それがものすごくソリッドに変貌しちゃったらしい。まるで怒涛に屹立するエアペニスの如く。
無防備な相手が、そんなんでいきなり貫かれたらどうなるかってお話。
しかも相手は恋愛に関しては鈍感力MAXで、貫かれたことに気づくまでものすごく時間差がある。「身体がずぶ濡れ」する意味、その自覚がまるでない可笑しみ。逆時をかける少女。…いやー、なんていやらしく面白い!
京アニの描画力がこっちにスライドするなんて、まるで予測できませんでした。
ラブ以外のところはわりとどうでもいい感じでしたから、これで83分は逆に長い気もするし、劇場でみたら物足りなかったかもしれません。
しかし発情後の2人が、とにかく面白い!
…あ、もちろん、甘酸っぱいラブストーリーとして、とてもよくできておりますので誤解なく!(きっぱり)
<2015.3.2記>