このレビューはネタバレを含みます
すっかすかの映画でした。
まほろ市の便利屋さんたちを、原作、映画一作目、ドラマとみてきたなかで、一番飲み込めない作品でした。
登場人物たちの言動、行動に終始納得がいかない。
原作読んでいたので補完しながら観ました。
それってどうなのか?
亜沙子さんに、凪子さんとはるちゃんと一緒にいる多田さんを目撃してほしかったなぁ••••••。
それからのベッドインだろ!笑
しかもあのベッドシーン、急に生々しくてびっくりしたわ!
多田さんも亜沙子さんもあれじゃ行天の言う通りただのセフレだよ••••••。
二人の関係性が薄っぺらく描かれすぎて、互いに過去を忘れずに前へ進む哀しくて、儚くて、でも素敵な関係が壊されている感じを受けました。
なぜ、小林撃たれた?
由良公、なぜ撃った?
二人はそしてナレーションで終わる。
由良公なんて、トラウマレベルですか?え?あの謝罪で終わりですか?
え?何を得たんですか?
彼に行天を撃たせた意味が分からないですけれど!
早坂さんがただの情報屋さん。
行天の秘密どうやって多田が知ることにしようかなぁ、早坂に喋らせるか!って感じですか!?
え?なんですかそれは!?
この映画の伝えたかったこととはなんでしょうか?
生きていれば人生はやり直せる、何度でも。
このメッセージを行天が口にするのが軽すぎます。
小林でなく、由良公でなく、自分に言っていたとしても。
多分、はるちゃんを受け入れるまでの彼の葛藤があまりにも無さすぎるからかなぁ。
すんなりと、そして二人を抱きしめる。
なんじゃそりゃ!
原作だと、星さんがお見舞い金を渡す意味がちゃんと分かるんですが、映画ではよく分からん!
そして星さんの手紙に被さるナレーション。
変わらない奴もいれば、変わる奴もいる
(確かこんな感じだった)
それだと、星さんがいい人で純粋にお見舞い金あげてるみたいに捉えられませんか?
私だけか?
いつも世話になってるし、また宜しく的なお見舞い金なんでしょうけど、ちょっと星さんそれただのツンデレいい人に見えすぎですよ笑
行天ご姿を消していた意味も全く私には分かりませんでした。
これも、原作でならちゃんと意味があるんですが、この映画では全く意味が分かりません。
この映画は登場人物が成長したようにみせかけて、全く成長していない映画です。
原作ファンだから、この映画が嫌い、
では全くなく、
単純にこの映画が意味不明すぎでした。
はるちゃんがまあ、可愛かったから1点!