英題「suffragette」
suffragetteとは、女性参政権運動のメンバーのことを指す。
この映画は、1910年代のイギリスで、女性参政権を求めて闘った女性たちを元にした作品だ。
当時は、今では考えられるような男女差別があり、女性参政権のために闘うことは、社会を敵にすることを意味した。実際に、集会をしたり、企てたりするだけで警察に殴られ、捕まえられる。
主人公の女性は、家庭を守るか運動に参加するか迷いながら、運動に参加することを誓い、捕まりながら、家を追い出されながら闘っていく。観ていてつらくなるが、何度も立ち上がる彼女らに、勇気をもらえる。
社会を変えるためには政治を変えるしかない。政治を変えるには、政治に参加しなければならない。そのため、参政権、選挙権は重要なのだ。当時の彼女たちは命がけで闘ったのだ。
政治への関心が薄れてきている現代の民衆に、是非とも観てもらいたい。