しろみさかな

ELVIS エルヴィスのしろみさかなのレビュー・感想・評価

ELVIS エルヴィス(2005年製作の映画)
4.0
世代でもなんでもない日本人の私でも、エルヴィスプレスリーの名前は知ってるし、曲も聴いたことがあります。だからこそそんな有名人の役をやるなんて、プレッシャーえげつないやろうなぁ…と思いながら見ました。私の小さい頃のエルヴィスプレスリーの印象は、鼻が大きくてなんかヒラヒラした白い衣装のイメージ。もはや鼻は小さくてシュッとした俳優さんが出てきて、最初は少々心配したのですが…。見ていくうちに、彼の目の美しさ、輝きというか切ない哀愁の色も含んだあの目に、引き込まれていきました。本当に美しい目…。
何も知らないからこそ、入りやすかったのかもしれないなぁ、と見終わってから思いました。何も知らないから、比較しようが無い。むしろエルヴィスを知っている世帯の方は、微妙と思うのかもしれません。何も知らない世代に向けて作られたように思います。エンターテイメント的なお伽話のような演出、ストーリー展開、ワクワク感があってとても面白く感じました。しっかり悪役を引き受けてくれたトムハンクス、いい感じに嫌な感じMaxで流石だなぁと思いました。
わたしは日本人なので、黒人っぽい音楽はわからなかったのですが。でも影響を受けて、それを白人社会であの当時に披露するのは、センセーショナルそのものだったんだろうなぁと思いました。こうした人たちのおかげで、今があるのだなぁと知らず知らずのうちに影響を受けている日々に驚きました。
ちゃっかりApple Musicでエルヴィスプレスリー入れちゃうくらい、わたしにはよかったです。もはや何も知らないわたし世代の方オススメ。2時間半くらいあって長いかなぁと思ったのですが、エンタメ的に面白い仕上がりにしてくれてるので、全然平気でした。是非。
余談、当たり前にオールバックで踊り歌ったら髪型崩れるんやなぁと思いました。崩れてきたところもセクシー。しかしながらエルヴィスってファンサでキスしまくるんですね…文化の違いか…もし推しにキスされたら死ぬなぁ…と思いながら見てました。
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