ファンタジーよりもデタラメ｡
デタラメだけとオリジナル。
観たい側の要求はねのけて俺様の俺だけの映画を撮れるのある意味一人勝ちの証拠。
暗闇の中に頭上から光が降り注いで、その光が眩しすぎて一瞬で目が光に負けて真っ暗になってしまったみたいな話。
その光の部分がハチャメチャ(エログロ除く)。
ぬいぐるみと西田敏行の一対一の芝居が観れる映画が他にあるのか？
昔の脚本らしいが現在の監督自身を描いているように思えた。勝手にエログロの帝王(そこんとこが圧倒的に力があるが)みたいに祭り上げられてお茶目でメルヘンな俺も園子温だぁ！と叫んでいるように。
他にない誇張したやり過ぎ感はオリジナルでここにしかない映画を形作っている。
最後までなかなかよい。
が、劇中最大の見せ場なのであろうＲＣの「スローバラード」のシーン。
なんか曲に頼りすぎというか、持っていかれたというか。
いいんだけど残念！
もっとどこかへ連れていてくれてもよかったなあ。
