たむランボー怒りの脱出

猿の惑星:新世紀(ライジング)のたむランボー怒りの脱出のレビュー・感想・評価

3.5
正直話に関して持てる興味は前作までで終わってしまってて一応最後まで見てもまあそうなるだろうなという印象しか残さないが、それでもタカ派のチンパンジーが人間たちに戦争を仕掛ける場面は前作のクライマックスを彷彿させるテンションで見せてくれて良かった。(タカ派チンパンジーが戦車を奪って砲台を360℃回転させるのを長回しで撮る謎のカメラワークが良い。)でもここで終わってくれないのでこの後結構ダレる。猿同士の内ゲバを見せたいんだろうけど猿の人間みたいな表情(モーションキャプチャ?)見るたびにちょっと笑ってしまうからあんまり真面目に見てない。猿というフィルターを通して人間の真剣な演技を見ることで同時に演技という行為そのものの根本的な滑稽さが表れてしまうから危険な映画だと思った。