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猿の惑星:新世紀(ライジング)のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

4.2
カリスマ的な統率力を誇る猿のシーザー(アンディ・サーキス)が、仲間を率いて人類への反乱を起こしてから10年後。遺伝子の進化、知能と言語の獲得により猿たちはさらに進化を遂げ、独自の文明を形成、森の奥に平和なコミュニティを築いていた。一方、10年前に自らが生み出したウイルスにより人類は90%が死に追いやられ、僅かな生存者グループは、荒廃した都市部の一角に身を潜め、希望なき日々を過ごしている。そんなある日、人間たちが資源を求めて森に足を踏み入れたことから、猿たちとの間に危うい緊張が走る。異なる種でありながらもお互いに家族や仲間を持ち、平和を望むシーザーと人間側のリーダー、マルコム(ジェイソン・クラーク)は和解の道を探るが、両陣営の対立は激化。共存か闘いか、最終決戦へのカウントダウンが刻まれるなか、シーザーとマルコムは種の存亡を懸けた重大な選択を迫られる……。
SF映画の金字塔「猿の惑星」のエピソード0を描いた「猿の惑星創世記」の続編。
シーザーが人類に反旗を翻してから10年後の世界が、舞台。人類は謎のウィルスによってほぼ絶滅し、生き残りのために電力を欲しがっていた。シーザーたちエイプが住む森の近くに水力発電用のダムがあることから、生き残りの人類の代表マルコムがシーザーと、ダムの修理が終わるまで人類をダムに居させて欲しいと交渉し、エイプが作業を協力する中で人類とエイプの中に信頼が生まれようとしていたが、人類に不信感を抱くコパが銃を見つけたことで、人類とエイプの間に戦争が起きる展開を、マルコムとシーザーの種族を越えた友情、種族との間で板挟みになりながら種族の架け橋になろうとする奮闘、人類とエイプに対する怒りから争いが起きてしまう業を絡めて描いていて、民族間の紛争などの風刺になっていて、悲痛な感じだが、銃を持つエイプと人類の戦闘シーンも迫力満点な猿の惑星シリーズ2作。
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