ねぎおSTOPWAR

猿の惑星:新世紀(ライジング)のねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

3.5
初めて「猿の惑星」を観てからたぶん40年近くするんですよね。当時ホラー映画よりも恐怖でした。

この前日譚としての三部作の真ん中の作品。

かつてはCGなんてないから全部特殊メイク。当然リアル。
こちらはモーションキャプチャ。なぜならそれにより木から木へと飛び回ったり、猿のリアルを追及できるから。
ただやはりあれだけ複数の猿が同時に動くから、よく見ると雑な部分出ちゃいますね。
そしてそれを補って余りあるのがシーザー:アンディ・サーキスやコバ:トビー・ケベルの演技力。これでもか!と顔のアップ目のアップを差し込んできます。
ボスの苦悩や人間に対する思いが見事に表現されている点が素晴らしいです。
アンディ・サーキスってゴジラやコングのモーションキャプチャも担当しているんですね!



もちろんゲイリー・オールドマン、ジェイソン・クラークの対比もお見事でしたね。

残念なのはストーリーでしょうか。猿と人間という構図が表面を覆っていますが、中身はまーまーよくある対立と裏切りと和解の話。でもね、前日譚の2/3です。次を観てから判断します。