J リーグ発足による当時のサッカーブームを受けて作られたと思われる作品。
ブームに乗っかったかのような印象だが、中々どーして、思った以上にちゃんとした骨太なアニメだったわ。

カズとヤスの三浦兄弟の幼少期から、ブラジル留学を経て読売クラブ入りまでが描かれる。
しっかりとしたドラマ。デッサンがシッカリしたキャラクターと胡蝶の少ない丁寧なアニメーション。地味だけど通好みな作風で、ユンカースカムヒアみたいダナと思ったら、同じ製作会社のトライアングルスタッフって所だったわ。良いアニメを作る会社だったようだけどもう解散しちゃったんだなー。良質なアニメーションと売れる映画は違うという皮肉さよ…。

カズ・ヤス共にサッカー好きで育つが最初はヤスの方が評価されていたこと。片親で母はもんじゃ焼き屋を切り盛りして子供達を支えたこと。父はブラジルに、叔父は地元のサッカーチームのコーチをしていたことなど。
当時、単身ブラジル留学は､今以上にハードルが高かっただろう。でも父親が現地にいるってアドバンテージはあったんだね。

サッカーのことはよくわからんが、今も現役のキングカズのバイタリティの原点がわかったような気がするわ。

ユンカース以上に見る機会の少ないが、少しでも多くの人に知って欲しい良作。
監督がエスカフローネの赤根和樹だったのも驚き！

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フィルマークスにあった事が嬉しい。
完全な思い出補正。
もんじゃ屋でブラジルに行くKING。

キングカズこと三浦知良とその兄三浦泰年の伝記的アニメ映画。

子供の頃映画やってたのは知っていたが未見。
どーせJリーグバブルに乗っかった薄っぺらい作品でしょう？と思っていたが

意外にもしっかりした出来で驚いた。
(公開当時の95年は既にJリーグ人気も下降線を辿っていた。日本代表人気は今と比較にならないほど凄かったけど)

それもそのはず、2人の母ちゃん原作なんですよね。

多少の脚色はあれど、決して派手なストーリーでは無いので、
カズファン以外がどれほど楽しめるかは謎だけど…

しかし日本のサッカー選手で伝記映画作られるような選手が後にも先にもどれほどいるか？って話なんですよ。

それだけカズは異例中の異例の人。
リスペクダブル。