くぼちゃん

ベイマックスのくぼちゃんのレビュー・感想・評価

ベイマックス(2014年製作の映画)
3.8
冷たいはずのロボットに、温もりを感じた。自分の心は熱くなるのに、外気は冷たいままだから、温度差から自然と目元には水滴がついてしまう。
これが人とロボットの違い。人は体内でショートしないように、パンクしそうになったら外に涙を流す。ロボットは処理しきれなくても体内に溜め込み、体は熱くなっても、体の中に水を溜めてショートするのだ。
その役割を心が担っている。悲しい。嬉しい。感情に伴って涙が溢れてくる。ただ、感情の基準は人それぞれ。だから、心は一つとして取り替えることができないもの。

感動する映画でした。どこか、ロボットに温もりを感じたのは、心があったからかもしれません。人のような。でも、人ではない。心は取り替えられないのです。そういう話であるけれど、そういう話ではきっとありませんね。