8さん

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生の8さんのレビュー・感想・評価

3.6
人類の敵と見なされたスーパーマンに対し、闇の騎士バットマンが人類の希望として立ち上がる姿を描いた2大ヒーローのアクション作品。

正体を隠しデイリー・プラネット新聞社の記者となったクラーク・ケントは、一度事件が起きればその強大なパワーで人々を救う。いつしか彼はスーパーマンと呼ばれ救世主と称えられる様になるが、反逆者との戦いは甚大な被害を及ぼし多くの人が犠牲となってしまう。

世論は彼こそが人類に災いをもたらす邪神だと非難する様に…。

一方、スーパーマンによる戦いの巻き添えを食って多くの人々が犠牲になるも、人類は大いなる力を持つスーパーマンに対しあまりにも無力でしかなかった。人々の思いを背負い、スーパーマンと戦う事を決意したブルース・ウェインは、対スーパーマン用の強化アーマーを開発しバットマンとして彼に挑むのだった…


『何故、戦うのか…』


あくまでもジャスティス・リーグ誕生への伏線という仕上がりに、この2大ヒーローの対決を心待ちしていたファンは不満を持った人も少なくないでしょう。もう少し、今ひとつ、不満。

まぁ正直なところ理解し難い箇所はある訳ですが、謎が解けすぎても面白味に欠ける。クリストファー・ノーラン作のバットマンイメージが非常に強く脳裏に焼きついていた為、公開前は不安しかなかったが、ベン・アフレック演じる新生バットマンが予想以上の良さで、バットマン単独作品を観たい欲に駆られていました。

ザック・スナイダー監督のスタイリッシュでド派手な映像と、ハンス・ジマーの重厚な旋律で後半にかけてのシーンは迫力満点だ。

今後DCコミックのヒーロー達を描いた作品が続々と公開される予定ですが、今作ではっきり分からなかった点は数年後何らかの形で明らかになってくるのだと思うと、作品の質の高さが遅れて理解できるでしょうからその点を評価したいですね。
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