なー

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生のなーのレビュー・感想・評価

3.5
悪くはないんだけど良くもないとっても中途半端なDCEU2作目

光のスーパーマンVS闇のバットマン
みんな大好きヒーロー同士の戦いは夢の共闘へ

光と陰で言えばマーベルを光とするならDCを陰とする意図がよりハッキリした今作
映像は終始暗く、ヒーロー物にありがちな"そんだけ暴れまわったら絶対周囲の人巻き添え食らうやん"をスーパーマンを取り巻く世情として活用してる
アクションはスピード感があってマーベルより無差別な破壊が映像として意識されてて、色んな物がバンバンぶっ壊れていくのはゲーム的な爽快感もあったり

やっぱり釈然としないのはストーリーですかね
2時間半も費やしといてなお説明力不足を感じました
戦いの動機の部分がイマイチ描き切れてない
特にバットマンがスーパーマンを排除しなきゃいけないと強く思った背景が弱いというか...
二人のすれ違いっていうのもそんなに激しく戦うほどかなあって感じてしまった
ベン・アフレックの演技がなかったらもっと薄っぺらくなっていてもおかしくなかった
そして夢の中での一幕はなんだったのか?
これは多くの観客が伏線というよりあまりの唐突さに違和感にしか感じなかったんじゃないかなあ
ジェシー・アイゼンバーグ演じるレックスの動機も不明なままなのはジャスティス・リーグに繋げるんだろうけど...
てかジェシー・アイゼンバーグも流石ですね
ペラペラ喋る役はいつもだけど、今回は奥に潜む不気味さみたいなのが良く表現されてる

家族の意思っていうのが作品のテーマに添えられてるんでしょうか
ぶつかりあってた二人を繋ぐピースが母親の名前が同じだったっつーのはどうなんだろうとも思ったけど笑
家族の喪失による空白ってのが二大ヒーローに共通してて、今後シリーズを通して戦う意味であったり空白の埋め方っていうのをどういう形で決着させるのかが気になります
なー

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