このレビューはネタバレを含みます
俺は20世紀を批判する…
いつ以来かわからないギリシャ映画。
よくわからないけど記憶に残る変わった演出が特徴的でした。
キーワードは性と死でいいのかな?
冒頭からの女性同士のディープキス。
正確にはキスと呼べないぐらいにぎこちない。
その後に唾を吐き合ったり、猫の真似をして威嚇したりと、なんかもう世界観が凄い。
主人公は23歳の女性(ジャケの右側)
男性経験がなく、それに興味自体はあるけど、欲は別にないという感じ。
むしろ、女性の胸の方が好きと言うが、そこに性的な意味はない。
そんな恋愛感情も性欲も無かった彼女が、少しずつ成長しようともがく様が淡々と描かれる。
この全体を通しての淡々な感じが良かったな。
そして、それと並行して主人公のお父さんとのドラマも展開される。
病気で余命僅かだとわかったお父さんとの最期の日々。
踏み込んだ会話や、たわいのない遊びをしたり。
直接的な描写はなかったが、親友への頼み事が衝撃的。
おっぱいに見える肩甲骨の動きや、パンツ丸見えのダンスなど、気になるところが多すぎる作品だった。