アッテンバーグの作品情報・感想・評価

アッテンバーグ2010年製作の映画)

Attenberg

製作国:

上映時間:97分

4.3

「アッテンバーグ」に投稿された感想・評価

ミク

ミクの感想・評価

4.5
出だしから強烈。明らかに意図してる不快さ不愉快さにゾクゾクと脳の未知の部分が刺激される感じが堪らない。

同性とキスをしても情はなく、父の裸を想像するけどペニスのない状態だったり、男性と性行為しても愛を感じられなかったりする。自分はレズビアンなのか?アセクシュアルなのか?何が答えか分からないけど、人との関係は築きたい。人間関係に情がないってどんな感じなんだろうと、アセクシュアルが主人公の映画って初めて観たので色々と考えた。

愛情そのものに疑問を持ってるから、自分に対してもどこか冷めててお洒落する訳でもなく孤独。父の死に対しても他人事かと思うぐらい冷静。だけど、限られた人に対する思いやりは誰よりも強いんだろうなとも感じる。

アニマル・ドキュメンタリーを熱心に見て、動物のコミュニケーション方法で友達とかに近づいていく時が、なんだか一番人間らしい。もしかしたら、本来の"人間らしさ"は言葉というツールを使わない方が通じ合えたりするのかなと思ったり。人間と動物の間に垣根はないと思わせる辺りは、「ロブスター」と通ずる。ヨルゴス・ランティモスも俳優として体張ってるからファンとしては見応えありあり。