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2999年異性への旅のcatmanのレビュー・感想・評価

2999年異性への旅(2000年製作の映画)
4.0
先日観た『2300年未来への旅』に続いてこの『2999年異性への旅』。むろん作品自体に関連性は無し。2000年公開のSFコメディで、ちょいエロ要素に惹かれて軽い気持ちで観はじめたんだけど、思いのほか良作だった。ラブコメ苦手だけどSF設定だと見れてしまう不思議。キャスティングが全般的に良くって、特にヒロインを演じる当時41歳?のアネット・ベニングがすこぶるチャーミング。これは普通に惚れてまう。中年異星人ギャリー・シャンドリングの事はよく知らなかったけど、演技とルックスの両面で独特の妙味がある。脇を固めるベン・キングズレーとジョン・グッドマンも盤石。下積み時代のオクタヴィア・スペンサーがほんの一瞬だけナース役で顔を見せているのも嬉しい。監督はマイク・ニコルズ。直球のハートウォーミング系ドラマが駄目な自分にとっては、同監督の『心の旅』よりも断然こっちが好きです。『卒業』は観たことがない…

蛇足:字幕が弱い。さり気ないシャレやウィットが全て平凡な言葉に置き換えられてしまっていて残念。早口のセリフは特に訳し切れない面もあるから特にコメディは難しいよね…
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