桔梗F

バウンドの桔梗Fのレビュー・感想・評価

バウンド(1996年製作の映画)
4.7
「バウンド」とは?
ジェニファー・ティリーのはずむようなおつぱいとジーナ・ガーションのぷにぷにのアヒル口のことである。
↑ウソ

ほんとはbind(縛る)の過去形です。

ウォシャウスキー兄弟が「マトリックス」を売り出すために先に用意した秘蔵っ子クライム&ラブロマンス(フィルムノワール)の傑作(。>д<)

撮影38日、撮影場所も大半がマンションの一室内という低予算映画ですが、数々の映画祭で8つも受賞したのです(;゜∇゜)

その名作たる所以は…
エロ(*/ω\*)百合(*/ω\*)

というかヒロインのジーナ・ガーションのイケメンっぷり!

かっこいいのもそのはず、監督はガーションにジェームス・ディーンやマーロン・ブランドなどをイメージさせ演じさせたので、見た目だけでなく仕草も雰囲気もイケメンに(;゜∇゜)

びっくりするのは、撮影当初はガーションとティリーの役が逆だったことです(;´_ゝ`)
さすがに、いざやってみたら
「いやいやいや、キャラ設定逆でしょ!」と気づき、今の役に変更。ホッ(*´-`)

また、主演二人のベッドシーンのエロさときたら…( ;∀;)
まさかのイケメン・ガーションが女役で責められる(゜ロ゜;
こ、これはいやらしすぎる…

そのシーンのためだけにBlu-ray買ったほど。

エロはさておき、本作最大の売りは
「緊張感」です(*^^*)

ドリフのコントで一番印象が強いのはなんですか?
たぶん「志村~!後ろ~!」の金田一ネタでしょう。

そうなんです。
「観客には丸見えだけど、登場人物は気付かない、知らない」設定が一番ハラハラするし、興奮するんです(゜ロ゜;

この映画も「そっち行っちゃダメ~!」
「それ開けちゃダメ~!」
「そっち見ちゃダメ~!」
「来てるから早くして~!」の畳み掛けるようなピンチ絨毯爆撃で観てる側に緊張感を与え続けること。
あとは電話の使い方が◎

来ちゃだめな人物が迫ってくるようなカメラワークやローアングルが多めなのも効果大。

次々ピンチがやって来るシナリオの良さもテンポの良さも見事です(*´-`)

唯一、観客がわからないことが、
「マフィアの情婦ティリーはガーションを裏切るのか裏切らないのか?」
それはどうなるかお楽しみです(*´-`)

他に、R15級のマフィアのエグいゴア描写、マフィア役ジョー・パントリアーノの怪演もあり、完成度高い!

ちょいとエロとゴアがきつい点がワンシーンほどある以外は、
めずらしく万人にお勧めできる超良作です(n‘∀‘)η

余談ですが、ウォシャウスキー兄弟が今では性転換して
「ウォシャウスキー姉弟」になりました。
イケメンヒロインの百合設定は、監督お兄ちゃん(今はお姉ちゃん)の思いが出たのかも知れませんね。
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