57年の生涯を駆け抜けた歌舞伎俳優・中村勘三郎のドキュメンタリー。12月5日が命日で、今年で三回忌。
「型があるから型破り、型がなければカタナシだ」
伝統を重んじながら、新しいことに常にチャレンジしていく、歌舞伎の名の通りにカブくことに全力投球だった勘三郎さんの言葉がどれも印象的。親子3人の「連獅子」では、足を踏み鳴らすタイミングが無意識に揃うというエピソードもなんとも素敵だ。そして、6代目勘九郎の襲名披露口上での勘九郎さんの声と喋り方が、まぁ〜お父さんにそっくりなこと！
さすが親子だわwと思いました。
パワー漲ぎる勘三郎さんにカッコイイ！と惚れ惚れしながら前半を観ていましたが、病気による苦悩を語り、復帰してからの勘三郎さんには涙でした。日々を大切に過ごし、常に明るく、仲間にお客さんに心を配る勘三郎さんの心意気がひしひしと伝わってきました。
勘三郎さんのチャレンジをまだまだ観たかった。
真のエンターテイナー。
(｣´O`)｣中村屋！
