しろはる

ジャージー・ボーイズのしろはるのレビュー・感想・評価

ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)
4.0
私がこの時代を好きだからかもしれませんが、もう本当に観ていて幸せでした。
クリントイーストウッドはあまり好きではないけど、この作品のいたるところに散りばめられてある遊び心に、とてもきゅんとしてしまいました。

モノローグ、そしてミュージカル映画。一歩間違えれば大事故になりそうだけど、曲の力を利用しつつ重そうな所もあえて軽快にサラッと進ませていくことで逆にノリやすかった。

だからかな、フランキーの目が多くを語ってるようで、それでも彼の音楽は美しくて、時間を重ねていくごとに彼の肩にのっかてゆく何かがまるで見えてくるようだった。
からの「君の瞳に恋してる」、イントロからもう涙が流れてしまいました。
音楽っていいなあ。もう何もかもを超越させてしまう。

私の好きなシーンは、ボブが加入する前にメンバーの前で新曲を披露して、聞いている彼らがどんどん音を足していくところ。

フランキーの胸にあのネオンの看板の光がずっと灯り続けていたように、彼らの歌うsherryが胸に灯るようでした。

最後の語りはいるの?とかもうそんなの気にならないよ。
私は好き、この映画。

新宿ピカデリーにて
しろはる

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