このレビューはネタバレを含みます
初見ではクリント•イーストウッドと知らずに観て後から知り驚いたけれど、2回目観たら腑に落ちた。
劇中の歌も良くて華やかに見えるけど、音楽×成長映画としては派手な演出で起承転結を派手に見せることもせず、栄光と挫折を繰り返す男の生き様を描いている。
この、良い意味でお洒落な映画なのにどこか良い意味で男くささがある感じは、やはりイーストウッドっぽい気がする。
人生において何かを得る引き換えに何かが犠牲になるのなら、果たしてどの選択が最良か?ということを、「シェリー」誕生と「君の瞳に恋をしている」を皆が称賛している中でのフランキーの表情の対比からとても考えさせられるのだけれど、
でもどの道も通ってもそれもまた人生と消化させてくれる映画。
個人的には大好きな作品。