結婚なんてお互いその役を演じ続けることになっていくっていうのをまざまざと見せつけられてやっぱり結婚したくないなって思わされる。面白いのは映画が進むにつれてエイミーに感情移入出来なくなっていくことかな。しかしエイミーすら被害者なのかもしれないな。結局このエイミーが出来てしまったのも親からの押し付けに耐えられなかったからだろう。アメイジング・エイミー、これがエイミーという女を作り上げた元凶でありながら、彼女が世間を味方につける助けになるのがなんとも皮肉。狡猾で嫌な女・エイミーと典型的に愚鈍で浮気男・ダン、エイミーは正直性格がありえない域に行きすぎてヤバい女としか思わないがダンは妙にリアルでそこら辺探せばこんな感じの人いっぱいいそう。この映画、女の人が見るより男の人が見る方が嫌な気持ちなりそうだな。
