Kuuta

ゴーン・ガールのKuutaのレビュー・感想・評価

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)
4.2
ファイトクラブ以外では個人的フィンチャーのベスト。小説のような3幕構成が美しい。

期待された役割を演じられる人間が「幸せ」になれる。アメイジングエイミーを巡る特別な人の話と思いきや、意外とエイミー側の底の浅さも見えてきて、「匿名性」というフィンチャー長年のテーマが浮き上がってくる。第三幕が本当に素晴らしい。

嘘の血を洗い流して裸になる。ドン引きしながら、ついシャンプーを手渡してしまう夫婦関係。演出が輝いている。84点。
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