絶対の客人

コードネーム U.N.C.L.E.の絶対の客人のレビュー・感想・評価

コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)
4.7
音楽オサレ♪
演出オサレ♪
ファッション…超オサレ♪
ストーリー……超ブッ飛び♪♪♪
つまり、らしさ全開!『ガイ・リッチー』の、オシャレなブッ飛びスパイ・アクション!


【ロック、ストック&トゥ・スモーキング・バレルズ】&【スナッチ】という伝説の2作品を知らない世代も増えてきて、今では大作映画【シャーロック・ホームズ】シリーズがリッチーの代表作として認知されてきた昨今。

自分もそう考えるようにしました。そうしないと、どうしても比べてしまう。そう、『M・ナイト・シャマラン』監督の【シックス・センス】のように…

…ということで、これまで<黄金期>から<迷走期>を経て、【シャーロック・ホームズ】で新しいガイ・リッチーが誕生した…と、考えることにして、伝説の2作品は過去の作品ではなく、別の監督の作品として、今は頭の中から消すことにしましょう♪

…とは言うものの、そう考えた上で観ても、やっぱりあまり好きじゃない【シャーロック・ホームズ】シリーズww

リッチーらしさは全開だったが、ホームズらしさはゼロに等しく、だったら別にホームズを題材にしなくても…と思ってしまったのが好きになれない最大の理由。

だって戦闘ではご自慢の推理力を遺憾無く発揮するのに、それを犯罪解決に全く役立てないホームズってどうなのよww

それを踏まえて観た今作【コードネームU.N.C.L.E.(アンクル)】

最高に楽しかった♪

どうやら過去に放送されたテレビドラマシリーズ【0011 ナポレオン・ソロ】を映画化したのがこの作品のようで、正直自分は全く知らないので比べようもなく、そこはPass!

映画が始まり、いつものように映画会社のロゴからスタートするオープニングから、ガンガン流れ始める<らしさ>全開のオサレな音楽に完全にハートを鷲掴みにされちまったオレ♪

そして本編が始まり、またまた<らしさ>フルスロットルで展開するオサレでスタイリッシュなカーチェイス♪

さらに、登場人物全て(主に女子)の1960年代を意識した髪型やファッションも超オサレ♪特にヒロインのギャビーを演じた『アリシア・ヴィキャンデル』の可愛らしさはハンパない!注目です♪

演技も、アメリカのプレイボーイなスパイ、ナポレオン・ソロを演じた『ヘンリー・カヴィル』と、ロシアの堅物スパイ、入谷・栗焼き…!イリヤ・クリヤキンを演じた『アーミー・ハマー』他、みんな<らしさ>全開♪どこかコミカルでやっぱりスタイリッシュ♪

ストーリーもまた、完全にブッ飛んだ<らしい>展開!でも、穴とかムラとかが無い分、個人的には【キングスマン】よりゼンゼン好き♪


とにかくこの映画、音楽が主役の一人だと言ってもいいぐらいの存在感を放っています。でも決してそれが演技や演出を殺すことなく、しっかりバランスを保って存在しているので全然邪魔にならない♪むしろもっとアピっても良かったぐらい♪

最初から最後までずっと笑えて、ずっとオサレで、ずっとスタイリッシュな、リッチーらしさ全開のスパイ・アクション♪是非!