初日に鑑賞。
一言で言えば、とっても綺麗な作りのスパイ映画。スタイリッシュ&ビューティという感じで、カット割りや構図、光源の取り方から衣装の色味まで細部にこだわりが感じられて眼福。
特にヒロインのアリシア・ヴィキャンベルの美しさは見てて飽きない。
しかし、個人的な好みで言えば直近に観た『キングスマン』に比べ、綺麗すぎた印象。
例えるなら、様々な素材からとった出汁で作った“雑味のない”美しく透き通った淡麗ラーメン。うまいことはうまいが、中毒的な麻薬性やカタルシスを求めるとはずれてしまいそう。
スパイ映画豊作の流れで比較すると、物足りなさは否めないが良作であることに変わりない。
金◯ロードショーで流しても安心して見られる作りだし、シリーズ化も見据えていそうなので今後に期待。