ガイリッチー監督のsnatchをローカル放送しかしていないチャンネルで放送していたのをたまたま観て、ドはまりしたのは高校生の頃、今思えばよくあんな映画今時モザイクもカットもなしで19時から放送できたなって思います。なんてったって豚の餌にしちまえ!!だからね(笑)
音楽、内容含めて、過度に期待して観に行ってしまいました。過度に期待しすぎたからか、……物足りない!!登場人物の狡猾さや私欲が物足りない!元々原作を知らないためそこらへんは何とも言えないですが。
拷問が生き甲斐の叔父は確かに狂人でしたが、面白くなってきたときに限って貴重な狂人、発火で退場。サンダース、もうちょっとあなたを観ていたかったよ…。
流れるように前半はさくさく終了して、二人のスパイたちが言い合いながらも仕事をこなしていきます。その間ヒロイン空気。その薄さが後々効いてきたので、ただでは転ばないヒロイン、印象よかったです。父はまじで空気でしたけど。
軽快でムード溢れる音楽に合わせて気持ちのいいアクション、心地よかったです。ヴィクトリアの悪女っぷりもたまらなかったです、分かってて誘ってやってるんだからしっかり乗りなさいよって感じ。特に化粧とか衣装とか、素敵でした。アナログなスパイ道具とかたまらなかったです、盗聴機でっかいな(笑)!!
最後のゴリゴリの編集でどんどん包囲網を掻い潜っていく演出も好みでした、たくさん画面出てきてわちゃわちゃしてるのに目で追いやすかったので観ていて気持ちよかったです。
ただ、期待しすぎた。本当にそれにつきます。一回観たら満足してしばらくはいいかなって感じ。シャーロック・ホームズシリーズもそうですが、マドンナにガイリッチー牙抜かれた?(笑)どろどろした空気感から切り裂く感じでカットがバチバチ変わっていくのが結構好きなんですが、結構あっさり終わってしまいました。もうちょっと時代背景生かせるシチュエーションもあったんじゃないかなあ。
クリヤキン情緒不安定って大丈夫かよ、終始笑いながら観ることができて楽しかったです(笑)