はる

コードネーム U.N.C.L.E.のはるのレビュー・感想・評価

コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)
3.5
ものすごくオシャレで気楽なスパイ映画。時代設定のせいか、字幕のフォントのせいか、「RUSH」と似たお洒落さを感じました。

イリヤが精神不安定だしチョロいしで、本当にこんなんでKGBきってのNo1スパイになれるんだろうか…と思いました。「ジョン・ウィック」とか「リベリオン」とかだと、主人公の強さに説得力があって、「ああ、最強なんだな」って思えるんですけど、イリヤにはそれがなかったのが残念でした。むしろ、「こんなんがNo1で大丈夫かよ!?」って気にさせられました。
でもソロとイリヤ、イリヤとギャビーがそれぞれ可愛くてにやけちゃう…。
続編ではキスできるといいね…!続編でもできなくて、「いつあの二人がキスするのか?」っていう話題が出てくるような、人気作になるのもいいけど!

音楽の使い方も上手いです。
イリヤのピンチをソロが眺めてる時に掛かるのが「ガラスの部屋」で、日本人なら思わず「ヒロシです…」と呟いてしまいたくなるという…。

ヒロインのギャビー、本当に可愛かったです。
ソロは昭和の男前で、雄!って感じがすごくて、なんだかジェームズ・ボンドっぽいと思ったら、中の人がボンドのオーディション受けて年齢を理由に落ちてたと知り、納得しました。

「キングスマン」はアクションシーンの映像に痺れるタイプのスパイ映画だったと思うんですが、こっちはアクションにはあまり目新しいとこはなくて、人間ドラマというか、主要人物の人間模様とか軽妙なやり取りを楽しむタイプの映画だなと思いました。
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