ちぃ

フランシス・ハのちぃのネタバレレビュー・内容・結末

フランシス・ハ(2012年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

★4.4 白黒映画。苦手だったけどこれは嫌いじゃない。パッケージも白黒にピンクが好み。感じ、フランス映画か…と思ったけど英語だった。英語ってだけでイェーイって感じ。
バレエカンパニーの研究員のフランシスは27歳。ニューヨークのブルックリンに大学時代の親友ソフィーと一緒に住んでいる。二人があんまり仲良しだからレズビアンだと思った…でも2人とも彼氏がいてフランシスにはダンサー、ソフィーには出版社で本を出版するっていう夢がある。
ある日フランシスは彼氏にネコを飼って一緒に住もうと同居を提案されるがソフィーがいるからと言ってそれを断り彼氏とも別れてしまう。
彼と別れたことはソフィーに言ったけどその理由までは言わなかったフランシス。だけどソフィーはある日突然、フランシスと住んでいる家を出て他の子と同居することを告白する。あくまで提案という形で。ここらへんから2人の関係がちょっとおかしくなってくる。1人では家賃が払えないからと家を探し始めたフランシス。ソフィーの誘いで知り合ったレフが住んでいる部屋に空きが出るからと男2人、女1人で住むことに。ベンジとフランシスの関係がすごく見ていて好きだった。相変わらずお金のないフランシスはそこの家賃も払えなくて出ていかなきゃいけないことに。フランシスはソフィーの恋人パッチが気に入らず2人は大げんか。
いつもはソフィーと過ごしていたクリスマスも今回は実家で過ごすフランシス。すごく楽しそうだし、両親とも仲はいいし、地元に戻ればいいのにとか、親に頼ればいいのにと思ってしまった。
クリスマス休暇から戻り住むところがないフランシスは同じバレエカンパニーの友達に頼み込んで一緒に住まわせてもらう。その子の知り合いからソフィーが恋人の転勤で日本に移り住むことを聞く。フランシスはパリに2泊で旅に。結局向こうの友達にも会えずいつもと変わらない生活をパリで過ごす。パリでソフィーから電話が来て日本に行くことを打ち明けられる。お別れパーティーするから来てと言われるがフランシスはパリだし、彼女はあえてパリと言わず、何もかも順調とうそをつく。
NYに戻ったフランシスはバレエカンパニーをやめる。そこでも他からオファーがあると嘘をついて。
出身大学の寮の管理人としていろんなバイトをしながら過ごすがたまたまそこでパーティーに来ていたソフィーと出くわす。彼女も相当ストレスがたまっていたのかお酒を飲んでパッチと喧嘩フランシスの部屋で夜を過ごす。ソフィーは婚約したこと東京で数週間妊娠していたこといろいろ話す。
もう自分たちは十分な大人だと気付かされる。
フランシスはバレエカンパニーに戻り振付師として働きながら事務の仕事もこなし、一人の自立した女性として成長していく。
ベンジ―とフランシスがくっつくことを祈ってる。最後のバレエの発表会の後の2人の会話が好き。
フランシス・ハの意味も分かってかわいらしくて思わず笑っちゃった。すごく素敵。
また見たい。みんなが一度は通過したであろう物語。
ちぃ

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