Taketo

フランシス・ハのTaketoのレビュー・感想・評価

フランシス・ハ(2012年製作の映画)
3.9
 初めて行ったユーロスペースで鑑賞。凄く良い。思わず見終わった後、パンフレットを買ってしまった。買ったパンフレットに"これぞ私たちの映画!!"と書いてあったのだけれど、まさしくそのとおりだと思った。自分の人生がこんな風に回り道ばかりでも良いんだと思えた。フランシスは、凄く不器用で親友のソフィーと比べたら全然ダメダメだけれど、そんなところが凄く共感できる。私自身も決して器用な人間では無いから。
 映画の中での音楽の使い方も凄く良い。コメディ的な表現として使われたりするジャンプカットも印象的。
 この映画は、Canonの5Dで撮られているらしい。5Dは一眼レフとしては高級なものだけれど映画を撮影するには凄く安いカメラ。そういうところにも驚き。
 最後の映画の終わり方は天才的。おしゃれだし、フランシスはひとつ大人になったけれど、まだまだこれからと言う事を表現していると思った。

 9月に見た私のための映画第二弾。
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