1805年、ナポレオン時代のフランス私掠船を拿捕する命令を受けた、イギリス海軍サプライズ号の艦長とその乗組員たちの話。
原作はイギリスの人気海洋小説だそうです。
冒頭、フランスの最新鋭の私掠船アケロン号との戦闘シーンがあるのですが、本作は『パイレーツ・オブ・カリビアン』の様に、上空から2艦の動きを見せる様な工夫もないので、両艦の動きがイマイチ分かり難いです。
そして本作では、艦長のオーブリーと船医のマチュリンがジェントルマン階級の出身なのか、暇な時は艦長室でバイオリンとチェロとの合奏を嗜んだり、
マチュリンが珍しい動物を研究の為に捕獲したいとガラパゴス島に上陸する事に拘って、オーブリーと喧嘩になったり、
また当時の艦内には8歳、11歳といった子供も下士官の制服を着て乗っていたりと、
戦闘シーンよりも、サプライズ号艦内の人間模様がメインになっている感じでした。
ですので、当時アカデミー賞も色々獲ったみたいですけど、当時のイギリス艦隊に特に興味や思い入れがない人間が観ると辛かったです(汗)。