リトル・フォレスト 夏・秋のススギのネタバレレビュー・内容・結末

鴨の羽を毛抜きでおそるおそる抜いていたから、これはさすがにおじさんが捌くのかなと思ったら、橋本さんが自身で刃を入れていて驚いた。切り分ける行程は丁寧で頑張っているのが伝わってきた。おじさんの労いは橋本さんに対するもので、心地よかった。
そういう、女優さん自身が実感しているシーンがもっと多かったらなあと思う。

20代の女性で車もなく畑と田んぼをやっている。苦労を思うとそれだけで疲れる。
しかも渋皮煮やくるみご飯など手間がかかるものを作っていて、体力に恐れ入った。

自然を映す構図や色彩が美しく、その季節に見られるものそのもの。
夏と秋を思い出したいとき、また見たい。