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リトル・フォレスト 夏・秋のpのレビュー・感想・評価

3.6
面白かった。時々見返したくなる作品。丁寧な暮らしの頂点、といった所だろうか。手間を惜しまない姿勢に恐れ入る。やってみたいなとは思うけど、面倒くさがりの性格と家のなかに虫がいるのは許せない性格がそれは難しいと判断している。雑草の処理も勘弁だ。でも、季節の移ろいに身を委ねて、あれこれ工夫しながらその時々に美味しいものを食べるのには賛成だ。適度な、丁寧な暮らしを模索したい。

あと、「自分が殺したこともないのに殺し方に口を出す輩」等、やったこともないのにやったような口振りで話すことの内容の薄さを指摘していたのも面白いなと思った。本当の意味での自分の言葉は、実体験と創意工夫をした結果生み出されるものなのだと気づかされる。想定や創造で生み出した言葉を誰かに押しつけることはやりたくないと気が引き締まる思いだ。
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