うん。人生の局面に、偶然大金持ちと出会うありがちな展開。二人部屋の病室に病院の主と出会うなんて天文学的な確率だろうな。ストーリーはわかりやすいし、小難しい話や含みのある話が苦手な人にはいいと思う。
そんなことより、人生がいつ終わるかを知りたい人は4%という数字に驚きを隠せない。知っていた方が有意義だと思うのは少数派なのか。
お金がないと人生を楽しめないのか。お金があったら人生を楽しめるのか。楽しむって何だろう。自分の楽しさを知っておこうと思い返すことができた。お金があったら、より多くの選択肢を選べることもわかった。だけれど私は、お金を払って遠くの景色を見るより、足元の小石の素晴らしさを知りたいし味わいたいとも思った。
結局お金があってもなくても、家族でも友人でも、近くの人間とうまくいっていることが重要なのかなと思うこともできた。
