2021年「85」
以前から観たいと思っていた映画。体調不良から回復し気持ちを静かに盛り上げたいと思って選んだ映画。
微妙といえば微妙だけど、思わず一気に観てしまった。
映画を観たり、本を読んで、「この映画(本)は何を伝えたいんだろう」とよく考える。
この作品は何だったのだろうか。
この映画は映像も奇麗だし、テンポも穏やかだし、描き方も丁寧だし、とても私好みだったので、チョイスに間違いなし。
だけど、突然の母の失踪や主人公の生き方がミスマッチで、私の脳が消化しきれなかった。人の価値観って結構偏狭なんだろう。
日々の生活を丁寧に繰り返していく事って想像以上に大事だと気付かされる。便利なものに囲まれていると尚更だ。新型コロナとの生活が始まり、便利な生活の中で不便さや不自由さを感じている。だけど、それは今までが便利過ぎていたのかもしれない。
このドラマの全編が不便で手間でめんどくさい生活を描いている。だけと観ていると「いいなぁ」と感じてします。そこで「いいなぁ」とは思うけど「やってみよう」と思わないのがズルいところか。
そんなことを考えているから「微妙」に感じるんだろう。