このレビューはネタバレを含みます
(録画・字幕版)
時は五賢帝時代の少し前、ローマ帝国はポンペイ ローマに未だ恨み骨髄の剣闘士マイロと商人の娘カッシアが出会う時、身分を超えた愛の火が静かに熾る 立場、政治、あるいは自由 人々の思いが交錯したまま剣闘士試合の幕は上がり、そして誰も知らない破局もまた静かに……。
敢えて書くとなんとなくこの時代の剣闘士とか奴隷の扱い方に違和感があったのは否めなさ むざむざ怪我させるような行為を放置するような真似やるかな、というのでちょっと気になったり エンタメ的にはありな扱いだけど帝政ローマを考えるとちょっと首を傾げる
そして後半のディザスター映画に変わってからの救いのなさ 破局が押し寄せる中での愛、信念、復讐、あるいは虚栄 これはこれで生々しいし「何とかならなかったか」という思いと「当事者としては幸せか」という思いと「ヴェスヴィオ火山の噴火だしこれはそうなる」という思いが交錯する
これ見る人によってかなり焦点と評価点が分かれるやつじゃないかな……