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リスボンに誘われてのmhのレビュー・感想・評価

リスボンに誘われて(2012年製作の映画)
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自殺を引き止めたことからはじまって、独裁政権下ポルトガルのレジスタンス活動をトレースしていくことになるバカンスもの。
PIDE(秘密警察)とか、エスタド・ノヴォとか、アントニオ・サラザールとか、カーネーション革命とか、これで初めて知った。
知らないことやってくれるといい映画と勘違いする病にかかっているため、この映画もまんまと良かった。
最近作られる戦争映画のハイクオリティっぷりはなんなんだろうな。まあ、この映画は戦争ものではないか。
仕事すっぽかしてくる。校長から電話かかってくるプロットがめちゃいいね。タイムリミットの枷にもなるし、停滞した物語をいっきに動かす糸口にも使えるし。
序盤にピアノを使ったグロ拷問があるんだけど、全編これは大変そうという心配は無用だった。その後にグロいのは即席の気胸手術くらいだった。
もう何作か見ればポルトガルの近現代史にも強くなれるんだけど、かなり少なさそうだ。
面白かった!
mh

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