リスボンに誘われての作品情報・感想・評価・動画配信

「リスボンに誘われて」に投稿された感想・評価

 なんとなく鑑賞してみたら、予想外に面白かった。
 あそこで夜行列車に乗っちゃうって、凄い行動力というか、無謀というか……。でも、なんか運命的なものを感じ取った瞬間って、これから自分がとる行動によってどれだけの人に迷惑をかけるかとかは一切考えないよなーとか思ったり。
とても文学的で大人なドラマ。
ポルトガルで1974年まで続いた長期独裁政権を予習していたら一層楽しめる映画だと。
しかしポルトガルの街並みは美しい。
msd

msdの感想・評価

4.2
独裁/革命を歴史的に切り取るのではなく他者の眼差しを通してあくまで生の個人の哲学や生き様を描くのが良い。
ホームパーティーでペソアを引用したらあかん。
映画館で観てから2回目の鑑賞。

冒頭に出会った女性と一冊の本から物語が展開される。リスボンであったかつての出来事と、退屈な生活を送っていた主人公が自分の人生を取り戻す流れが素晴らしいと感じた。
mii

miiの感想・評価

3.6
教師ライムントが身を投げようとする女性を助けて
彼女が持っていた一冊の本に誘われて
突然 リスボンに旅立ちます。

女性を探すつもりが
本の作者に会いに行き 彼の人生について調べる事にのめり込みます。

ポルトガルの独裁政権下
レジスタンスとして活動する彼の当時の仲間にも会い
徐々に全容が分かります。
助けた女性の苦悩も それに繋がっていたのです。
友情や恋 彼の人生に触れる事によって
ライムントの生き方も影響を受けるのです。

「人生を導くのは偶然だ」
何かに導かれるように 心の意のままに進む事で
人生の新たな道が開けるかもしれない。
興味を持った事に とことん突き進む57歳の彼は素敵だと思いました。
そうする事によって 人生の枝葉が幾重にも分かれて
その先には 心踊る何かが待っているかもしれない。

その偶然を見過ごす事のないように
キラキラ目を見開いて わたしも日々を過ごしていけたらと思いました。
ただリスボンの風景が見たくてチョイスした映画だったけれど、なかなかどうして見応えのある作品だった。

歴史と大義と感情と。物語の主題が刻々と移り変わっていく感じに好き嫌いはあるかもだけど、個人的には終盤にかけてぐんぐん引き込まれていった。

ホームでの「彼らは活力に満ちた人生を送った」というセリフには共感したし、終わり方にも好感が持てた。

老いても人生に灯をともすことはできるよね。
リスボンに誘われて、よりある本に誘われて、て感じでした

主人公は心配して女性を追いかけて行ったはずがいつのまにかその女性が持っていた本に魅了されてその著作に興味抱いて...女性の方で話しを広げて欲しかったなぁと思いました。
サスペンスとしては弱いです
ラブストーリーですかね
ぶるた

ぶるたの感想・評価

4.0
僅かな尺で主人公の置かれた状況を見事に描き、そのまま続く導入部分が素晴らしく、一気に物語が動き出す。
YUMI

YUMIの感想・評価

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いつ録画したのかも覚えてないようなディスクから発掘。多分ジェレミー・アイアンズ目当てだったんでしょう。
タイトルからして、ロマンチックな恋愛ものかと思いきや……。
冒頭、一人でチェス盤に向かう姿から、主人公の孤独でいながら、それなりに満ち足りた暮らしぶりが窺えました。そして講師を勤める大学への出勤途中の橋の上で、いまにも身を投げようとしている若い女性を救う。ここに至っても、まだ私は「あ、これをきっかけに、歳の離れた二人のロマンスが始まるのね」なんて思ってました。
しかし身投げ女は姿をくらまし、彼女の残したコートのポケットにあった古本に挟まれていたチケットを頼りに、主人公は衝動的にリスボン行きの列車に飛び乗る。
授業を放り出して列車に飛び乗っちゃうあたりは、彼自身、平凡で平穏な毎日に満足したつもりでいながら、心のどこかで、そんな冒険に踏み切るきっかけを待っていたんだろうなと思いました。
列車の中で、その古本を読み始めた彼は、その内容に心打たれ、作者を探すのですが、既にその人物は死亡しており、さらに彼の関係者を訪ねるうちに、作者アマデウが関わっていた反体制運動や、その愛と友情を含めた激動の青春を知る事となる。
そんな彼に比べて、自分はなんと退屈で無意味な人生を生きてきたか事かと気づいた主人公は、アマデウ探索の旅の中で親しくなった女性に「じゃあリスボンに残れば?」と誘われるところで映画は終わります。
原題は「リスボン行きの夜行列車」だけど、このラストシーンの味わい深さから言っても、「リスボンに誘われて」という邦題は上手いなと思いました。私みたいに全然違う内容の映画を予想しちゃうお馬鹿さんもいますけどね(笑。
舞台は檀一雄がサンタクルスに滞在していた頃、沢木耕太郎の旅はもう少し後かな
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