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FULL METAL 極道のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

FULL METAL 極道(1997年製作の映画)
4.0
へたれヤクザの鋼堅介(うじきつよし)は、あこがれの土佐(シーザー武志)が出所するということで迎えに行く。しかし、組は土佐を煙たがり出所直後に襲撃を指示。土佐は死に、そして出迎えの堅介も……だが、堅介の死体はマッドサイエンティストによってフルメタルとなって甦る運命だった…!
ヤクザ映画とロボコップをミックスした三池崇史のエクストリームバイオレンスアクション映画。
うじきつよし演じる鋼は、兄貴分の土佐に憧れヤクザになったが、借金の取り立てもろくに出来ない半端者。兄貴分の土佐を目障りになった組長に鋼と土佐は殺されたが、マッドサイエンティストによって土佐の強靭な肉体をベースに、右目は透視能力、左目は赤外線暗視装置付き、半径2キロ内の音声を聞き取れる聴覚と鋼鉄の肉体を持つサイボーグとなった。土佐と自分を殺した奴らに復讐すべく、鋼がヤクザをミンチにしていく展開は、三池崇史映画かなりエクストリームバイオレンスの連続。ドアや壁を蹴破り、手刀で組長の首を落とし、敵が車で轢き殺そうとしても車が破壊されるという劇画的なエクストリームバイオレンスが、満載。鋼と北村一輝演じる親友との悲しい友情、鋼と土佐の恋人との淡い恋のようなヤクザ映画定番の切ないドラマも押さえてあり、ヤクザ映画が好きな人もヤクザ映画に飽きかけた人も楽しめるカルトバイオレンスアクション映画。
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