daiyuuki

ウォンカとチョコレート工場のはじまりのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

4.0
発明の天才にしてチョコレートの魔術師、ウィリー・ウォンカ(ティモシー・シャラメ)が夢見たのは、亡き母との約束を果たし、一流のチョコレート職人が集まる有名な町に、世界一のチョコレート店を開くこと。
ところがその町は、チョコレート店の新規開店はご法度の、“夢見ることを禁じられた町”だった……。おまけに、悪辣な宿屋の主人ミセス・スクラブ(オリヴィア・コールマン)に騙されて、孤児のヌードル(ケイラ・レーン)たちとこき使われることになるウォンカ。
ヌードルたちと協力して宿屋を抜け出しチョコレートを売ろうとするウォンカは、そんなある日ウォンカのチョコレートを盗む小さな紳士・ウンパルンパ(ヒュー・グラント)を発見。
仲間たちと協力して排水管を逃げ回りながら街でゲリラ的にチョコレートを売り、仲間たちの協力でついに念願の店を出すウォンカ。
だが、卑劣なチョコレート組合の妨害に遭い、チョコレートを売ることが難しくなるウォンカ。
そして、誰も想像できない物語が始まる……。
「チャーリーとチョコレート工場」に登場したウィリー・ウォンカのチョコレート工場誕生秘話を描いた前日譚。
卑劣なチョコレート組合の妨害や強欲な宿屋のミセス・スクラブに騙されても、みんなをワクワクさせるチョコレートを作り売ることに一生懸命なウィリー・ウォンカが、ピュアな少年が似合うティモシー・シャラメにハマっていて、警察に追われながら排水管を逃げ回り町中でウォンカが自作のチョコレートを売るシーンやクライマックスの「ピュア・イマジネーション」のシーンなどキラキラドキドキのミュージカルシーンがストレートな「夢を大事に」という児童文学的なストーリーと組み合わさって、ティム・バートン監督版のようなダークなポップさは薄いけど、童心に帰って楽しめるミュージカルファンタジー映画。
「ステキなことは、いつだって夢から始まる」
daiyuuki

daiyuuki