きょんくん

クジョーのきょんくんのレビュー・感想・評価

クジョー(1983年製作の映画)
4.0
単純に言ってしまうと
故障した車を修理して貰うため
町から6マイル離れた修理屋(看板もない小規模個人経営)に息子と2人でむかう母親。
しかし辿りついた修理屋さんに人のいる気配はなかった。
車から出ようとした時助手席側の半分開いた窓から顔面血と膿みにまみれたセントバーナード犬が凄まじい勢いで吠え立て鼻面を突っ込みヨダレを撒き散らし歯を剥き出しにしてきた。泣きわめく子どもを抱え必死で窓を閉める母親。(もちろんパワーウィンドウではありません…)
何とか閉まったものの出ようとして開けたままの運転席側から犬が侵入しようとする。
間一髪で逃れるも、ここにたどり着いたのもギリギリの車。
果たしてエンジンは掛かるのか?
母子の運命は如何に?

…正直「ミスト」レベルの緊張感です。
そして「シャイニング」も思い出す。
(スティーブンキング原作だって知っているからそうおもってしまうのかもしれませんが。)
鑑賞後の虚脱感も上記の作品レベルでした。

書いたあらすじは前半すっとばした後半の冒頭。
ここからグイグイきたので。
でも後半の緊張感を煽るための前半のお膳立ても欠かせないものです。

蛇足
父親役の俳優さんがユアンマクレガー似でした。
女優さんの衣装35年前だけどかわいい着こなし!
子役くんかわいいだけじゃない凄まじい演技。
犬にクジョーも大変だったろうな。
犬派なので
犬には幸せがほしい。
きょんくん

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