このレビューはネタバレを含みます
松坂桃李を追って。
彼が尊敬する俳優に西田敏行を挙げてるって聞いたけど、圧倒的
演出に寄り添っているのかなんなのか、西田敏行の言葉のエネルギーが凄く伝わってくる
汚い言葉なのに、音楽に愛をめちゃめちゃ感じますよね...凄い...あと人を軽蔑してる感がないのはなんなんだろうか、凄いしかでない...
演出は漫画コメディチックだけど、俳優の演技のトーンは低め
全体にペースや構成が早いのか遅いのか足りないのかわからないけれど、夢中になって観るってことは残念ながらなく...
個人的に駅のホームで弾いて、電車待ちしてる客が集まってくるってシーンが一番嘘臭く感じてダメだった...
オーケストラチームの人物像に魅力を感じることもあまりなく、やっぱり集団を魅力化するって難しいんですね...
バラバラになったかとおもえば、すぐ纏まったり、と、そこはやっぱり構成が早いってか、結果だけが合わさった感じがして、うーん、、
でも根本的なことだけど役者さんが楽器を弾いてるってところに、なんか感動して、松坂桃李の指の動きずっと見てしまった...
「人を踏みにじんなきゃそこに立てないんならもうやめろよ」
あれ、いいですよね～！！
もはや映画「セッション」ぐらいのラストプレイで締めくくって欲しかった
詰め込みすぎた感が否めなくて、ちょっと残念
