ももさく

紙の月のももさくのレビュー・感想・評価

紙の月(2014年製作の映画)
1.5
子供には恵まれなかったが優しい夫(田辺誠一)と2人で暮らす梅澤梨花(宮沢りえ)は専業主婦だったが銀行で働く事になる。顧客(石橋蓮司)の孫(池松壮亮)との出会いにより梨花の生活は変わっていく。

ドラマ「ナオミとカナコ」でも、こんなシーンあったような...って思いました。お年寄りってすぐ信用しちゃうもんなんですかね?。

平凡な幸せって慣れちゃうと何か物足りないとか思ってしまう気持ちは少しわかる気がした。夫は優しいけど妻の事を何も分かっていない...夫は本当に気づいてないのかな?だとしたらバカすぎるけど。仲悪くないけど分かりあってはいない感じが凄くした。うーん、そこは共感できてしまう...。

いつか終わると分かっていても、その時は幸せ。その瞬間を楽しみ先の事なんて考えたりしないんだろうなぁ。だから悪い事が出来ちゃうんだし。

隅より子(小林聡美)のように一見クソ真面目で笑わないし周りから煙たがられるけど仕事は出来る!みたいな人や相川恵子(大島優子)のように仕事は出来なくても愛想が良くて可愛くて要領がいいだけで上司に気に入られる!どこにでもいそう!そう言う意味ではリアルだったな。不倫とかもね、ころがってるよね。

それにしても池松壮亮は堕落した役や女優と絡む役が凄く多いなぁと思いました。何故!?。

主婦が大学生とほんの少し話しただけで、あんな展開になるのか?
その流れも早すぎて理解不能。お金で変わったと言うよりも、その男により変わったと感じた。

クリニークが出てきたのも化粧品好きな女性としてはオッ!と思うかもです。

見る前は結構面白そう!って期待してたけど終わり方もいまいちスッキリしないし、面白くなかったです。横領や不倫はダメだよ!って事が言いたいのか?妻の寂しさに旦那は気づくようにしよう!って事なのか?

結局やりたい放題やる事が自由って事なの?。「一緒にいきますか?」って所私は死を選ぶって意味に一瞬とらえたけど...。何かブッ壊れてる人間は予想外の行動や言動をするからよくわかりません。

宮沢りえと言えば「ぼくらの七日間戦争」。TMNの歌も最高に良かった。とんねるずのみなさんのおかげですの、ぶっとびーとか言ってる時も大好きでした。若い頃はポチャってしてたけど貴乃花との婚約破棄問題以降凄い痩せちゃった記憶があります。女優さんの成長により自分も歳をとったと実感してしまいますね。